投手陣機能せず…日本2敗で3連覇崖っぷち

[ 2009年7月15日 06:00 ]

<日本・米国>2回途中で野村(左)にマウンドを譲り、敗戦投手となった日本先発・沢村

 【日米野球・日本4―8米国】第37回日米大学野球選手権は14日、Kスタ宮城で第3戦を行い、日本は投手陣が打ち込まれて4―8で敗れた。対戦成績を1勝2敗とされて米国に王手をかけられた。崖っ縁の15日、第4戦(鶴岡ドリームスタジアム)は第2戦で勝利投手となった早大・斎藤佑樹投手(3年)の救援投入など総力戦で勝ちにいく。

【日程と結果


 先発の沢村が6安打4失点で2回途中KO。4回までに10安打7失点と投手陣が崩れた。後がない戦いに榎本監督は「あすは二神で行って悪ければすぐ、野村や斎藤を含めて全員でやる。9人入っているピッチャーを全員使ってでも勝ちたい」と必勝継投を口にした。初回に3点先制しながらの逆転負け。5盗塁を許して暴投、捕逸が計3つと、米国打線にかき回された。沢村は「取ってもらった次のイニングを抑えるのが当たり前」と反省しきりだ。
 3試合で30安打16失点と日本自慢の投手陣が機能しない。開催大会は12連覇中。敗れれば79年の8回大会以来30年ぶり4度目の敗北という屈辱だけに榎本監督は投手総動員で米国を止める構えだ。「やられっぱなしじゃ面白くない」と逆転Vに気持ちを切り替えていた。

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2009年7月15日のニュース