東浜2回ピシャリ!日本、勝って2勝2敗

[ 2009年7月15日 18:34 ]

 日米大学野球選手権は15日、山形県鶴岡市の小真木原野球場で第4戦を行い、日本が8―3で米国を破って対戦成績を2勝2敗に戻した。日本は2連覇と国内開催13連覇を懸け、16日の最終第5戦(神宮)に臨む。日本は3―1で迎えた四回に亀谷(法大)が2ランを放つなど、今大会初の2けた安打となる11安打を記録。投げては2回を無安打無得点に抑えた東浜(亜大)ら7投手の継投で米国打線を抑えた。

 1勝2敗と後がない状況で、榎本監督の継投策が見事にはまった。米国に敗れて追い込まれた前夜の試合後に「あしたは一人一殺でいきたい。(登録した9投手)全員使ってでも勝ちたい」と話していた通り、7投手を投入。斎藤佑が先発する予定の最終戦に優勝の望みをつないだ。
 ピンチ続きだったエースの二神を三回までであきらめると、5番手の1年生、東浜まで右投手、左投手を交互にマウンドへ送り出した。プロ顔負けの細かい投手リレーにも、指揮官は「思っていた以上に点が取れたから(投手を)2人残した」と振り返り、本気で9投手をつぎ込む覚悟だったことをうかがわせた。
 七、八回を無安打無失点に抑え、勝ち星がついた東浜は「思いっきり腕を振って、自分の仕事ができたと思う」と会心の笑み。米国のジョーンズ監督は「われわれの目元が定まらなかった。完敗だ」と脱帽した。
 勝った方が優勝となる第5戦の舞台は神宮球場。日本の国内開催13連覇を懸け、早大のエースとして同球場を主戦場にしている斎藤佑に命運を託す。

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2009年7月15日のニュース