ヤクルト13点快勝!青木の分を全員でカバー

[ 2009年7月15日 20:17 ]

1回ヤクルト1死二塁、福地が左越えに先制2ランを放つ

 【ヤクルト13-7巨人】試合前、高田監督は「2日間リフレッシュしてくれ」と青木に伝えた。16日は試合がないことも考慮し、14日までで打率2割4分7厘と苦しむ左打者の気分転換を図った。開幕から74試合目。初めて先発から外した。

 2年目の2005年からレギュラーに定着し、4年連続で打率3割2分以上をマークしているチームの「顔」。国際大会や故障以外でベンチスタートとなったのは「記憶にない」(青木)という。この日、今季初の4安打をマークした田中が「いつもと違う雰囲気があった」と言えば、二塁打が出ればサイクル安打だった福地も「みんなでやらないといけない」。背番号23の不在を、全員でカバーした。
 一回、福地の先制2ランで猛攻の幕が開いた。三回までに6―1と大きくリードし、四回は打者10人の攻撃で一挙5点を追加。五回には、ここまで先発でただ一人無安打だったデントナが適時打を放ち、早くも先発全員安打を達成。結局、今季リーグ最多タイの20安打で13点を奪った。
 負ければ巨人とは8ゲーム差。「あまりゲーム差は関係ない」と指揮官は言うが、何とか首位争いに踏みとどまる、大きな1勝となった。

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2009年7月15日のニュース