ルイス“待球”でお見事攻略!横浜6回6連打

[ 2009年7月15日 06:00 ]

<広・横>8回2死、左越えに17号ソロを放った村田修一を迎える内川聖一(右)

 【横浜5―2広島】自己犠牲の精神と用意周到に練られたプランが横浜の今季初の3連勝を呼んだ。1点を追う6回に森笠からの6連打で4得点。3点目の中前適時打を放った村田が「あの場面は長いのを打つ意識はなかった。内野も前に来ていたし、つなげることだけを考えていた」と振り返るように5本が中堅から逆方向の単打だった。

 試合前のミーティングで今季初対戦のルイスを分析。スコアラーから配られた資料を基に、杉村打撃コーチは「ルイスは球数を投げさせれば球威が落ちる。追い込まれてから粘ろう」と指示を出した。5回まで二塁すら踏めず無得点も、初回に内川が13球粘って四球で出塁。6回も細山田が10球を投げさせた。
 集中打の口火を切った森笠を迎えた時点でルイスの球数は71球。田代監督代行も「球に勢いがなくなったね」と話すように6回の猛攻には布石があった。杉村コーチは「内川や細山田の粘りが効いたね」と狙い通りの攻略劇に満足そうだった。

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2009年7月15日のニュース