球宴MVPは“ホームランをもぎ取った男”

[ 2009年7月15日 12:44 ]

オールスター戦の7回、ロッキーズのホープが放った大飛球を好捕するレイズのクロフォード

 【米オールスター】スーパーキャッチで最優秀選手(MVP)をものにした。同点の7回。途中出場で左翼に入ったクロフォードはホープの大飛球に背走し、タイミング良くジャンプ。左翼フェンスの上にグラブを出し、飛び越えそうな打球をもぎ取った。

 直後の8回に味方打線が勝ち越したとあって、値千金の好捕。クロフォードは「捕らなければ本塁打。勝利に貢献できて最高だ」。レイズ一筋8年目で、恩師マドン監督に球宴での白星を贈った。
 バットでも5回に代打で同点につながる中前打を放ったが、打点はなし。野手で打点なしのMVPは「ザ・キャッチ」で有名なウィリー・メイズ以来、41年ぶりとなる。俊足と好守が武器の27歳は「取れるとは思わなかった。言葉にできないくらいうれしい」と喜びをかみしめた。(共同)

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2009年7月15日のニュース