こちらの坂口はV2王手サヨナラヒット!

[ 2008年8月14日 06:00 ]

<西脇少年野球クラブ・庄内ジャガーズ>サヨナラヒットを放った坂口大樹(左から2人目)を笑顔と涙で迎え入れるジャガーズナイン

 スポニチ主催の高円宮杯第28回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント第4日は13日、茨城・水戸市民球場で準決勝2試合を行った。前年覇者・庄内ジャガーズ(福岡)は西脇少年野球クラブ(和歌山)にサヨナラ勝ちし、史上2チーム目の大会連覇に王手をかけた。初出場の前栽アスレチックス(奈良)が終盤の逆転で地元・茎崎ファイターズを下し、奈良勢初優勝にあと1勝と迫った。14日午前9時から同球場で決勝を行う。

【組み合わせ
試合結果


 福岡庄内ジャガーズは1点を追う7回、高橋侑大(6年)七俵龍也(5年)の連打で2死二、三塁の好機を築き、坂口大樹(6年)の左越え打でサヨナラ勝ち。相手捕手の邪飛落球直後に飛び出した起死回生の一打だった。「絶対負けないという気持ちで振りました」。大会前に調子を落とし、2番から9番に降格。打席に向かう際に不安もあったが、松村大樹監督(31)に抱きすくめられ「ヒットはいらんからバットを振る勇気を持て」と元気づけられた。連覇へムードは最高潮だ。

 <茨城・茎崎ファイターズ 1人で投げ抜いたエース・上野力尽きる>4連投の茎崎エース左腕・上野拓真(6年)が力尽きた。相手のバント攻勢に足がついていかず、終盤の2回だけで3度打球の処理を誤り、3点を失った。「上野はよく1人でここまで投げてくれた。悔しいですが、力の差で負けたわけじゃありませんから」と吉田祐司監督(35)は涙で上野の力投を称えた。

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2008年8月14日のニュース