聖光カキーン!カキーン!カキーン!カキーン!

[ 2008年8月14日 06:00 ]

<市岐阜商・聖光学院>初の8強進出を決め、ガッツポーズの佐藤竜、竹沢の聖光バッテリー

 【聖光学院5―2市岐阜商】福島県勢33年ぶりの8強に聖光学院ナインの笑顔がはじけた。斎藤監督は「自分も選手も3回戦の壁というプレッシャーがあったけど練習通りに投げて走って打ってくれた」と表情を崩した。

 1点を追う6回2死二塁から4連続適時打で4点を奪い逆転。中でもエースの佐藤竜は6回の勝ち越し左前打に、投げてもスクリューボールを駆使して2失点完投と大活躍だった。
 「練習通り」が“聖光野球”の神髄だ。初出場の01年は力を発揮できず明豊に0―20で大敗。精神力強化の必要性を痛感した指揮官は徹底的に心を鍛える指導方針を取り入れた。これが4季連続出場、そして同校初の8強へとつながった。「練習通りのプレーで全国制覇を目指します」と黒羽主将。“普段着野球”で県勢初の頂点を狙う。

 <岐阜・市岐阜商 あと1つ勝ちたかった…>1点リードの6回2死二塁から4連打を浴びて4失点。試合を一気にひっくり返された。秋田監督は「大変悔しい負け方。ワンチャンスで試合を決められてしまった」と勝負どころでの詰めの甘さを嘆いた。学校法人立命館から移管提案を受け、学校は存廃の間で揺れている。監督は「野球部が活躍して(現校名を)アピールしようとこの1年やってきた。そのためにも、あと1つは勝ちたかった」と悔しそうに話した。

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2008年8月14日のニュース