報徳部員108人一丸の27年ぶり8強!

[ 2008年8月14日 06:00 ]

<報徳学園・鹿児島実>7回1死二塁、報徳・井上のタイムリーで二塁から西堀が生還

 【報徳学園7―3鹿児島実】サヨナラで制した過去2戦のような派手さはないが、安定した試合運びで、優勝した81年以来、27年ぶりの8強入りを決めた報徳学園。エース左腕の近田は7安打8四死球を許しながら3試合連続無失策の守備と打線の援護に助けられて3失点完投。「大会前から、みんなで新しい伝統をつくろうと話していた。次は立ち上がり、中盤、終盤とすべてに気をつけます」と意気込んだ。投打がかみ合った勝利に永田監督も「部員108人が一つになって戦っているのを感じる」と手応えを口にした。

 <鹿児島・鹿児島実 背番号10意地の直球!直球!直球!>鹿児島実の岩下が12安打で7失点と打ち込まれ、12年ぶりの8強を逃した。今大会2試合で17回を投げて2失点と好調だった背番号10は「悔しいの一言。低めに投げようとしたけど、力んで高めに浮いた。相手の力が1枚も2枚も上でした」と完敗を認めた。最後の回となった8回はこれでもかと直球を投げ続けた。「悔いが残る球は投げたくなかった。直球は一番自信がある。自分の気持ちを下級生に伝えたかった」ときっぱり話した。

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2008年8月14日のニュース