慶応、92年ぶり夏3勝 88年ぶりの8強

[ 2008年8月14日 11:06 ]

<青森山田―慶応>7回裏慶応1死一、三塁、溝口のスクイズで三走只野が生還。捕手矢野

青森山田メンバー、成績

慶応メンバー、成績

慶応“勝利の方程式”で連続完封リレー

「将来プロ」の慶応主将、猛打賞も次の出場は微妙

3、5、5…青森山田「ストレスたまる」

四球が命取りに…悔み切れない青森山田右腕

 第90回全国高校野球選手権大会の13日目第2試合(3回戦)は、春の東北大会優勝の青森山田と慶応(北神奈川)が激突。初回に先制、7回に貴重な追加点を挙げた慶応が2-0で逃げ切り、優勝した1916年(大5)の第2回大会以来、実に92年ぶりに夏の大会3勝を挙げ、88年ぶりのベスト8進出を勝ち取った。慶応は14日目(15日)の第2試合で浦添商(沖縄)と4強をかけ対戦する。
 慶応は1回、1死二塁で3番・山崎の中前適時打で1点を先制。7回には1死一、三塁で9番・溝口がスクイズを決め、貴重な2点目を入れ、田村-只野の“勝利の方程式”でゲームを締めくくった。青森山田は散発5安打で得点機もあったが、慶応の好守に阻まれた。

 ▼慶応・上田監督(夏3勝は92年ぶり)「初出場みたいなもの。無欲でやっているのが結果になっている」

 ▼慶応・溝口中堅手(7回にスクイズ)「スクイズがあるなと思って準備していた。バントなど小技で揺さぶるのが自分の仕事」

 ▼青森山田・矢野捕手(2失点の木下投手について)「1回の先頭バッターに四球を出していつも通りではないと感じた。その後は粘って抑えたが、投打がかみ合わなかった」

 ▼青森山田・斎藤樹一塁手(3試合4番で無安打)「打ちたい気持ちが強すぎて素直にバットが出なかった。自分のバッティングができず悔いが残る」

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2008年8月14日のニュース