オリックス延長戦制す ハムは5連敗

[ 2008年8月14日 18:27 ]

11回、オリックス2死満塁、坂口が左前に決勝の2点打を放つ

 【オ2-0日】オリックスは0―0の延長11回、武田久を攻めて2死満塁とし、坂口が三遊間を破る2点適時打。日本ハムはその裏、2死一、三塁としたが、代打高口は代わった清水から右飛に倒れた。今季2度目の5連敗で貯金がなくなった。

 ≪信頼に応えた坂口殊勲打≫延長10回まで0―0。回を重ねるごとに緊張感が高まっていく展開で、最後は坂口が決めた。「ストライクにきたら思い切って振ることしか考えていなかった」。延長11回2死満塁で、武田久から三遊間を破る2点適時打を放った。
 投手陣が再三のピンチをしのいでいく姿に刺激されていた。「すごく頑張っていたので、何とか勝ちたいと思っていた」と言う。ようやく訪れた好機で10打席ぶりの安打。走りながらガッツポーズも飛び出した。
 今季は俊足でタイプが重なる小瀬が入団した。「関係ないです」と表面上は無関心を装っていても、気にならないわけがない。試合後もバットを振り込んで汗を流し、6年目で中堅手として定位置をほぼ確保した。
 大石監督に「外す場面が考えられない」と言わせるまでに信頼感を勝ち取った坂口の一振りで、オリックスは3位日本ハムに5連勝。1・5ゲーム差まで迫った。

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2008年8月14日のニュース