全柔連 柔道会場に初の託児所 指導員ら子供6人預ける

[ 2013年11月9日 17:40 ]

預けた次男に笑顔で声を掛ける全柔連の増地千代里女子強化部長

 全日本柔道連盟(全柔連)は9日、千葉ポートアリーナで始まった講道館杯全日本体重別選手権の会場に託児所を初めて設置し、母親である指導者や審判員が0歳から小学2年生までの子供6人を預けた。

 女子日本代表での暴力指導問題を受け、全柔連は女性へのサポート充実を図る。8歳の次男と4歳の長女を預けた増地千代里女子強化部長は「安心して仕事に取り組める。今までは試合中も子供がどこにいるのかと心配だった」と感謝した。

 大会スポンサーのコマツが協賛し、保育介護サービス会社からベビーシッター5人が派遣された。設置に尽力した全柔連の北田典子理事は「女性が安心して活躍できる環境を整えたかった。長く続けたい」と話した。来年4月の全日本女子選手権でも設ける予定という。

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2013年11月9日のニュース