室田 賞金王へラッシュ3位浮上

[ 2013年11月9日 06:00 ]

3度目の賞金王へ前進する室田淳(PGA提供)

男子ゴルフシニアツアー 富士フイルム・シニア選手権第2日

(11月8日 千葉県木更津市 ザ・カントリークラブ・ジャパン=6947ヤード、パー72)
 前日に日没サスペンデッドとなった第1ラウンドの残りと第2ラウンドを行い、第1ラウンド6位の室田淳(58=サメジマコーポレーション)が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算5アンダー、139で3位に浮上した。3度目の賞金王へ大きく前進した。68で回った芹沢信雄(53=サンエー・インターナショナル)が通算6アンダーで2位。初優勝を目指す奥田靖己(53=ユニテックス)が通算8アンダーで首位をキープした。

 獲得賞金4342万4000円でランキング首位を走る室田がスタートから3連続バーディーを奪うラッシュを見せた。後半も1バーディー、1ボギーとスコアをまとめ、首位と3打差の3位と好位置につけた。現在、同ランク2位の東聡に約2072万円の差をつけており、今大会で優勝すれば文句なし、2位タイ(2選手まで)でも最終戦を残して06、07年に続く3度目の賞金王が決まる。タイトル奪取へ「力を発揮します」と誓った。

 ≪青木助言効果だ芹沢2差2位≫第1ラウンド6位から出た芹沢がボギーなしの68で回り首位と2打差の2位に浮上した。「今季は未勝利で賞金ランクも54位と低迷。「やっと開幕した感じ」と笑顔を見せた。2日連続で青木と同組でラウンドしたが、「火曜日(5日)のパッティング練習の時に、青木さんから“音が出てないぞ”と言われた。青木さんのおかげ」と先輩に感謝した。10年の大会覇者は賞金ランク上位30人に与えられる来季のシード権確保のためにも3大会ぶりの勝利を狙う。

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2013年11月9日のニュース