年寄名跡証書の返還訴訟 春日山親方「苦渋の選択」

[ 2013年11月9日 06:00 ]

 大相撲の春日山親方(元幕内・浜錦)が都内で会見し、先代春日山親方(元幕内・春日富士)の岩永祥紀氏らを相手取り、年寄名跡証書の返還を求める訴訟を起こすと発表した。訴状は11日に横浜地裁川崎支部へ提出する予定。

 昨年9月の断髪式前に部屋継承手続きのため証書を書き換えた後、同氏に「預かっておく」と言われたままで、4月の話し合いでは証書が同氏の知人の手元にあることが判明。多額の功労金も要求されたという。日本相撲協会は公益法人移行へ名跡を一括管理する方針で、12月20日までの証書提出を求めており、同親方は「話し合いに応じていただけず苦渋の選択」と話した。横領の疑いとなれば刑事告訴の可能性もあるという。

 同親方は同氏から土地と建物を借りている川崎市内の部屋が「家賃未払い」として提訴されているが、今年から家賃が倍増となったのを知らなかったと釈明した。

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2013年11月9日のニュース