スマイルジャパン6発大勝 スロバキアにリベンジ

[ 2013年11月9日 06:00 ]

<日本・スロバキア>日本の6ゴール第2P、山根が相手GKの股間を抜き3点目3-0

女子アイスホッケー5カ国対抗戦第2日 日本6―0スロバキア

(11月8日 新横浜スケートセンター)
 来年2月のソチ冬季五輪に出場する世界ランキング10位の日本代表「スマイルジャパン」は、同8位のスロバキアに6―0で快勝し、今大会初勝利を挙げた。持ち前のスピードと運動量で積極的な攻撃を展開し、第1ピリオドに米山知奈(はるな、22)、坂上智子(29=ともに三星ダイトーペリグリン)のゴールで2点を先取。その後も相手の守備の甘さを突いて大量得点を奪った。

 スマイルジャパンが笑顔を取り戻した。2月のソチ五輪最終予選で62本のシュートを放ちながら完封されたスロバキアから6得点を奪った。先制したのはFW米山。第1ピリオドの5分すぎにシュートのはね返りを押し込んだ。「ちょうど詰めたら(パックが)来たので」。第2ピリオドの数的不利な状況でも追加点を奪うなど、2得点の活躍を見せた。

 攻めの姿勢を崩さなかった。4―5で惜敗したチェコ戦から一夜明け、飯塚監督は「泥くさくリバウンドを狙っていけ」と指示。夏場にシュート力強化に努めてきた選手らは遠めからでも迷わずシュートを放ち、前日の23本を大きく上回る41本のシュートを浴びせた。7日に22歳の誕生日を迎えた米山は「チェコ戦は得点を決められなかったし、1セット目(先発)で使ってもらっているという期待に応えたい」とポイントゲッターとしての責任感を口にした。

 一体感も戻ってきた。前日はベンチのムードが上がらなかったが、この日はウオーミングアップから大きな声を出し、士気を高めた。9日は世界ランク5位のスイスと対戦する。五輪での目標はメダル獲得。強豪の胸を借りるつもりで挑む。 

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2013年11月9日のニュース