真央 自己最高得点でV!ソチへ「いい感じで進んでいる」

[ 2013年11月9日 21:02 ]

NHK杯女子フリーを滑る浅田

 バンクーバー五輪で記録した205・50を上回る207・59点。自己最高得点を更新した浅田真央だが、フィニッシュ直後は悔しそうな表情を見せた。

 冒頭のトリプルアクセル(3回転ジャンプ)でSPに続いてフリーでも惜しくも両足着氷で回転不足。3―3回転は3―2回転になった。高得点には「うれしいです」としながらも、「きょう、決めたいと思っていたんですが、(足を)ついてしまって残念な気持ち」と語った。

 それでも目標のひとつだったダブルアクセル―3回転トーループには成功したこともあり「(10月の)スケートアメリカの時より確実に一段二段と上れているので安心した。バンクーバーの時とくらべると、いい感じで進んでいる」と表情は明るかった。

 ジャンプで細かいミスが出たが「最後は力を振り絞ってステップした」という言葉にも見られるように、それを上回るスケーティング、表現力のレベルアップが得点につながった。この日の優勝で、GPファイナル(12月・福岡)進出が決定、五輪代表入りに一歩前進した。だが「GPファイナルでは五輪に関係なくレベルアップした姿を見せられるように頑張る」とキッパリ。自分の満足できたスケーティングでできた時、それが五輪へ、そして悲願金メダルにつながると信じている表情だった。

 ▼佐藤信夫コーチの話 (浅田は)決して満足はできないが、今までと比べると元気よくパワフルに滑れるようになった。ジャンプの質も随分良くなったと思う。

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