高橋 今季世界最高268・31点V 織田2位、無良6位

[ 2013年11月9日 17:55 ]

優勝したは華麗なジャンプを見せる高橋

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯第2日は9日、東京・国立代々木競技場で行われ、男子は第1戦で4位だった高橋大輔(関大大学院)がショートプログラム(SP)フリーともに1位で今季世界最高の合計268・31点で2年ぶり5度目の優勝を果たした。SP3位の織田信成(関大大学院)がフリー2位で、253・16点の2位に入った。

 高橋は冒頭に4回転ジャンプを決め、抜群の表現力で2012年のファイナルを含めてGP9勝目を挙げた。無良崇人(岡山国際リンク)は227・22点で6位だった。

 女子フリーはSPトップの浅田真央(中京大)がGP上位6人によるファイナル(12月・福岡)進出をかけ、最終9番で演技する。SP2位の鈴木明子(邦和スポーツランド)が8番、同6位の宮原知子(大阪・関大高)が4番で滑走する。

 ペアの高橋成美、木原龍一組(木下ク)はフリー8位の合計136・13点で8位に終わり、タチアナ・ボロソジャル、マキシム・トランコフ組(ロシア)がGP2連勝。アイスダンスのショートダンス(SD)でキャシー・リード、クリス・リード組(木下ク)は51・91点で7位だった。

 ▼高橋大輔の話 気持ちの弱さが出たが、不安があった中で(GP第1戦から)成長できた演技だと思う。少しは自信になった。この大会を五輪へのいいスタートにできた、という形にしたい。

 ▼織田信成の話 最初の4回転ジャンプはミスしたが、冷静に挽回できた。諦めないことを心掛けた練習の成果が出た。体力づくりも演技の強さにつながった。

 ▼無良崇人の話 後半の(失敗した)2つのジャンプはちょっと残念。昨季のプログラムに戻して、形にするので精いっぱいだった。仕上げるところまでいかなかった部分が出た。
 ▼長光歌子コーチの話 彼(高橋)本来の強さを見せてくれて安心した。スケートアメリカから短い間にかなり(レベルを)持ち上げてきてくれた。強い気持ちで2日間通してくれた。

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