落合博満氏　他競技から野球に取り入れることは「ほとんどないに等しい」と語る理由

落合博満氏
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　現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏（70）が26日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。好評企画「オレ流質問箱」に寄せられた様々な質問に回答した。

　今回の質問は「落合さんは幅広く野球のことを観察されていると思いますが、他のスポーツから野球にも通じる知恵や技術を得たことはあるのでしょうか？」だった。

　この質問に落合氏は「他のスポーツから取り入れたっていうことはありません」と回答。その理由として「そのスポーツ、そのスポーツに特徴があってね。見ていて楽しいっていうことがあって、それで見ているようなことで、野球に取り入れるってことはまあ、ほとんどないに等しいんじゃないのかなと思います」と説明した。

　「やっている競技そのものが違うんでね。陸上の走り方と野球の走り方が一緒なのかっていえばまた違うだろうし、同じボールを扱うにしてもゴルフの止まっているボールを打つのと、動いてくる野球のボールを打つっていうのは違うだろうと思います」とした。

　一方で取り組み方や考え方については取り入れる余地があるとも指摘。「スポーツに対する考え方とか取り組み方っていうのは、その人、その人の考え方があってね。その考え方が自分の競技生活の中で、これは取り入れてもいいんじゃないのか、真似してもいいんじゃないのかなっていうようなことはある」とした。

　しかし、最終的には「実際の競技の中でっていうのはまず取り入れたことはありません」と答えた。