広島・堂林 マルチに貢献宣言!「どんな場面でもいけるよう」 OP戦先発で6つの打順を経験

[ 2024年3月26日 05:45 ]

広島・堂林
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 広島・堂林翔太内野手(32)が25日、マルチな貢献でチームをけん引していく覚悟を示した。オープン戦は14試合に出場し、先発では6つの打順で出場。守備でも一塁と外野の両方に就いて万能に対応できることを証明。新選手会長としての役割も含めて勝利への尽力を誓った。 

 どんな起用にも応えるため、堂林はマルチな活躍を思い描き、決意を新たにした。

 「準備だけは怠らずに、どんな場面でもいけるようやるだけだと思っている。自分がやることは(どんな状況でも)変わらない」

 昨季は100試合に出場し、打順も14試合で4番を任されるなど1~8番までを経験。今季も同様の起用が見込まれる。今春のオープン戦は14試合に出場して、一塁と外野の両方を守り、打順も「3番」「5番」「6番」「7番」「8番」「9番」で出場して準備を進めてきた。新井監督は堂林について、「4番候補でもあるし、いろんな(起用の)可能性がある」と構想を持ち、チーム状況次第で起用法も流動的になりそうだ。

 開幕を直前に控え、秋山が左腓骨(ひこつ)筋腱炎でオープン戦最後の2試合を欠場。野間も体の張りのため開幕戦に出られるかどうか不透明な状況だ。加えて新外国人のシャイナー、レイノルズはそろってオープン戦では打率1割台の低調で、開幕してからも状態が上がらない可能性がある。余計に堂林には臨機応変な対応が求められる。

 「シーズンはいいことばかりではない。悪い流れになったときに、何かをするとか、そういう(選手会長として)出番もあると思う。(不測のことが)起きたときに、臨機応変にできたら。まずは勝つために、どういうことができるかをシンプルに考えていきたい」

 プロ15年目を迎える今季は新たに選手会長にも就任。キャンプからグラウンド外でも気を配ってきた。チームを一つにするためにも、まとめ役を担い、突き進んでいく覚悟だ。「ここまでいい準備ができてる。徐々に(打撃の)感覚も良くなっている。ビジター開幕なので、振る量を増やしたりして、今しかできないことをやって、向かいたい」。目前に迫ってきた開幕への準備に余念はない。(長谷川 凡記)

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