大谷翔平 韓国開幕戦後、水原氏と2人で話していた「送金していたことを僕に伝えました」

[ 2024年3月26日 07:24 ]

水原一平通訳の違法賭博問題を受け、声明を発表する大谷翔平(C)Jon SooHoo/LA Dodgers
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 ドジャース・大谷翔平投手(29)は25日(日本時間26日)、ドジャースタジアムで専属通訳だった水原一平氏の違法賭博問題を受け、声明を発表した。

 水原氏の解雇が発表されて以降、初めての大谷の肉声。会見30分前には、会見場の入り口に報道陣の長蛇の列ができた。報道陣の数は73人を数えた。大谷は「僕も話したかったので、嬉しく思います」と切り出し「信頼していた方で、悲しいし、ショックです」と心情を吐露した。

 水原氏の違法賭博、借金などの問題を知ったのは3月20日、韓国での開幕戦を終えた後のチームミーティングだった。「そのミーティングは、彼は全部英語で話していたので、僕にその時、通訳はついていなかったので、すべて英語で話していたので、完全には理解できていなくて、なんとなくこういう内容だろうなとは、おそらくは理解はできていましたが、何となく違和感をその時は感じていました」と振り返った。

 ミーティング後に水原氏から「ホテルに帰ったあとで2人でより詳しいことを話したい」と依頼され、「今は待ってくれと言われたので、僕は待つことにしました」。その時まで「僕は一平さんが、ギャンブル依存症だともちろん知らなかったですし、彼が借金していることもその時、ミーティングの時は知りませんでした」と話した。

 試合後にホテルに戻った際に水原氏と会談の場を持った。「初めてそこで話をして、彼に巨額の借金があることをその時、知りました」。そのうえで「彼はその時、僕の口座に勝手にアクセスしてブックメーカーに送金していたということを僕に伝えました」と衝撃の事実を伝えられた。

 水原氏の告白を受け、球団、弁護士等に連絡。「僕の弁護士の人たちがこれは窃盗と詐欺なので、警察当局に引き渡すと報告しました」と経緯を語った。

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