ソフトバンク育成1位・大泉 BC福島・岩村監督の指導受け伸びた「みちのくの大砲」

[ 2024年3月26日 06:00 ]

みちのくの大砲、ソフトバンクの大泉(撮影・杉浦 友樹)
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 みちのくの大砲だ。ソフトバンクの育成ドラフト1位、大泉周也外野手(24=BC福島)はパワフルな打撃を武器に2軍でレギュラー争いをしている。「積極的に振っていくことが自分の持ち味。(自分の立場に)危機感を持ちながらですけど、焦らずできることを積み重ねていきたい」とひたむきだ。

 日本製鉄鹿島で3年プレーしたが、社業に専念することを勧められ「どうしても諦められなくて」と退社。21年に独立リーグのBC福島に入団した。ヤクルトや大リーグのレイズなどにも在籍した岩村明憲監督(45)の指導を受けて大きく伸びた。04年の44本など、NPB通算193本塁打のスラッガーから「常に投手の足元、逆方向に打て」と金言を授かった。大泉は力んでしまうと引っ張りにかかることがあるといい、「今も思い出しながら振っています」と感謝する。昨年はリーグ戦61試合で16本塁打を放ち、プロの夢をつかんだ。

 BC福島での3年間はアルバイトもしながら、練習に自炊と苦労も重ねてきた。「反骨心とハングリー精神は持っていると思います」とはい上がっていく決意だ。

 ◇大泉 周也(おおいずみ・しゅうや)1999年(平11)9月16日生まれ、山形県出身の24歳。山形中央では高校通算53本塁打も甲子園出場なし。日本製鉄鹿島に3年間在籍し、21年からBCリーグ福島。23年育成1位でソフトバンク入団。1メートル73、89キロ。左投げ左打ち。背番号123。選手寮の好きな食事はハヤシライス。

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