ドジャース指揮官「今まで不透明だったことを率直に話した」大谷の声明発表に「誇り」「野球だけに集中を」

[ 2024年3月26日 13:34 ]

試合後に会見を行うロバーツ監督(撮影・柳原 直之)
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 ドジャースは25日(日本時間26日)、本拠・ドジャースタジアムでエンゼルスとオープン戦を行い、0-6で完敗した。試合後、デーブ・ロバーツ監督が取材に応じ、大谷翔平投手(29)の声明に言及した。

 大谷はこの日の試合前に専属通訳だった水原一平氏の違法賭博問題について声明を発表。「僕はもちろんスポーツ賭博に関与してないし、ブックメーカーに送金していた事実もまったくありません」「(水原氏が)僕の口座に勝手にアクセスしてブックメーカーに送金していた」と説明した上で「信頼していた方で、悲しいし、ショックです」と心情も吐露した。

 試合後、ロバーツ監督は「翔平は起こったことについて非常に正直に受け止めたと思う。私たちは彼をサポートしている組織だ。彼が何を知っていたのか語った。私はただ前に進むことを楽しみにしている。あとは当局に任せて、野球だけに集中することを楽しみにしている。彼がここに座って話したことを誇りに思った」と大谷に全幅の信頼を置いているとした上で今後は野球に集中して欲しいと願った。

 水原氏の疑惑が発覚後、世界中で憶測や批判など様々な声が渦巻いていたが「今まで不透明だったことを彼は率直に話して、それは本当に大きなことだと思った。聞く必要のあることはすべて聞いた。選手たちも同じように感じている」とロバーツ監督。大谷から直接、チームに対しての説明はなかったものの複数の選手が会見を生で見て話を聞いていたとした。

 また、この日のエンゼルスとのオープン戦では内野ゴロ2本と四球で2打数無安打だったものの「今日は彼がいくつか良いスイングをした。明日はおそらく2打席くらいだろう」とし、「韓国でも彼は良いスイングをした。彼は野球に集中して素晴らしい仕事をしている。全体的に見て、非常にポジティブなゲームだったと思います」と評価した。

 韓国での開幕シリーズは1勝1敗で終えた。本拠開幕戦となる28日(同29日)のカージナルス戦からは本格的にシーズンが始まる。指揮官は「私たちはお互いをサポートする。それが大きな部分。そして、これは大きな一歩だった。私たち全員が前に進むべきだ。そして、エキシビションゲームがもう1つある。準備をしましょう」と最後のオープン戦となる26日(同27日)の敵地・エンゼルス戦へ気を引き締めた。

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