元巨人スカウト部長・岡崎郁氏 戸郷獲得時の裏事情を告白「ぶっ壊れるんじゃないか」将来を不安視も…

[ 2024年3月26日 16:30 ]

岡崎郁氏
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 元巨人でスカウト部長も務めた岡崎郁氏(62)が、25日深夜放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(月~木曜深夜1・00)に出演。共演者のお笑いタレント・ビビる大木(49)と共に当時スカウトとして獲得に携わった現・巨人エースの戸郷翔征投手(23)について語った。

 番組内、大木の「プロに入ってから伸びる人と、声かかった時がピークだった選手をどうやって見分けるんですか?」という質問に岡崎氏は「性格的にはコツコツ練習ができて粘り強い人。練習を続ける人じゃないとうまくならない」と答えた。

 大木が「ということは試合じゃなくて練習を見に行くんですか?」と質問すると同氏は「高校生の場合選手と接触してはいけないので、周りから見た練習態度を見る」「その見極めは本当に難しいことでドラフト1位でも大成しない時があるのに4位、5位指名の人がレギュラーを取ることがあるのは、アマチュアでの成績を見ると評価が4位、5位とかになるというだけ。プロに入ってから逆転する人はそういう(練習できる)人だと思う」と語った。

 ドラフト下位指名の例として大木は2018年ドラフト6位の戸郷の名前を挙げると、岡崎氏は「(指名時)スカウトの時だったですけど今でもまだ疑っているところがある」と口にした。その理由は「投げ方が、高校時代はもっと肩の力で投げていたんですよ。だからプロ入ってぶっ壊れるんじゃないかと思った」「だから下の方での指名になった」と指名時の評価を回想。大木の「さすがに1年目から出てくると思わなかったですか?」という質問に岡崎氏は「思わないです」と即答。自らスカウトしたが予想以上の活躍であることを語った。

 同氏は「投げ方を変えていかないと、30歳超えてできるかなというのが心配」と口にし、「節目でカメレオンのように上手く変えてやっていける人が長くプロでやっている人と思いますね」と語った。

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