巨人・坂本 快気祝い1号!発熱明け初スイングで阿部監督45歳誕生日に祝砲

[ 2024年3月21日 05:30 ]

オープン戦   巨人6―0ロッテ ( 2024年3月20日    東京D )

<巨・ロ>2回、坂本は先制ソロを放つ(撮影・沢田 明徳)
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 巨人の坂本勇人内野手(35)が20日、ロッテとのオープン戦で左中間スタンドへオープン戦1号ソロを放った。発熱の影響で2試合を欠場していたが、復帰初戦となる第1打席のファーストスイングで快音を響かせた。阿部慎之助新監督(45)から勝負強い打撃を買われ、5番打者としての活躍が期待される今季。自らの快気祝いとともに、誕生日を迎えた指揮官への祝砲となった。

 打球とともに、心配までも吹き飛ばした。2回の第1打席。坂本がオープン戦1号となる先制ソロを放った。オープン戦16打席目での快音に「出ないよりは絶対出た方がいい。一本出たからよかった」とうなずいた。

 正真正銘の快気祝い弾だった。17日の日本ハム戦を発熱のためベンチから外れ、前日も欠場。3試合ぶりの出場だった。そのファーストスイングで仕留めた一撃。1ストライクから、メルセデスの高めに浮いた132キロチェンジアップを左中間へ運んだ。試合後は「(体調は)大丈夫」とキッパリ。元気な姿を本拠地・東京ドームのファンに見せ、周囲を安心させた。

 阿部監督は就任以来、「(岡本)和真の後ろは大事」と不動の主砲を支える5番を重要視してきた。昨季は大城卓が最多58試合で、13試合の坂本を含む7人が起用されたが、固定には至らず。この日が、オープン戦ではチーム最多の6試合目となる5番起用だった。期待に応える働きに、指揮官は「ナイススイングだったね。勝利に対する執念だったり、そういうのを見せてくれると信じている」と改めて信頼感を強調。自らの45歳の誕生日を祝ってもらった。

 自らに与えられる役割は熟知している。「今まで、打順が固定されたことは一回もないので、今年も固定されるか分からないですけど、そこはその時その時で。5番だったら打点だったりそういうのは求められる」。オープン戦は残り3試合。百戦錬磨のベテランらしく、課題を挙げることも忘れなかった。「タイミング的な部分で、なかなか合ってない部分もある」。18年目を迎える大黒柱が開幕への号砲を打ち上げ、総仕上げに入った。(小野寺 大)

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