【センバツ】京都国際 サヨナラ打浴びたエース中崎「申し訳ない」 相手が木製バット使用で思ったこと

[ 2024年3月21日 17:07 ]

第96回選抜高校野球大会第4日・1回戦   京都国際-青森山田 ( 2024年3月21日    甲子園 )

<青森山田・京都国際> 5回1死二塁、青森山田・佐藤隆の適時打で追加点を許した京都国際・中崎(撮影・大森 寛明)
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 京都国際が青森山田にサヨナラ負けを喫した。

 前回22年選抜では、出場が決まっていたが開幕直前のコロナ集団感染により無念の出場辞退となっただけに、リベンジと臨んだ今大会。

 先発したエース中崎は初回に立ち上がりを攻められて2点を失ったが粘り強い投球を見せた。

 1点を追う4回、1死一、三塁から6番・長谷川の打球で相手内野陣が交錯。遊撃内野安打となり、1点を返した。2点を追う8回、敵失で1点差に迫ると、重盗で同点に追いついた。

 しかし、中崎が9回1死から三塁打を許すなど連打を浴び、力尽きた。

 中崎は「野手のみんなが点を取ってくれたのに、自分が打たれて負けたのは本当に申し訳ない。こうやって甲子園に出られたのも、先輩方の力があって出られたと思いますし、自分のやるべきことが分かった」と無念そう。

 相手の3番・対馬、5番・吉川が木製バットを使っていたことについて「低反発バットに比べて意外と打球が伸びるなというのが感想。センター前かなと思った打球がセンターライナーになったり、センターフライかなと思ったらセンターオーバーになったり。低反発バットより芯に当たると伸びていくなというのは感じました」と振り返った。

 青森山田は大会前から木製バットを使用することをメディアに明かしていたが、事前情報なしに使われたら?という質問に「外のボールをうまく拾われたら長打になってしまうので、今日の最後に打たれたインコースの精度というのが木製バットになるともっと大事になるかなと思う」と述べた。

 チームは2年前、開幕直前に出場を辞退。当時のエースだった森下瑠大(現DeNA)からは「明日見ているから頑張れよ」と激励を受けていただけに「ふがいない投球をしてしまったのは本当に申し訳ない」と負けを背負った。

 「マウンドに立って、2年前の先輩方の顔が思い浮かんだ。森下さんであったり、辻さんであったり。支えて下さった方々への恩返しの意味も込めてのマウンドだったんですけど、結果で恩返しできなくて凄く悔しい」と唇をかんだ。

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