ドジャース 16安打11得点の猛攻も山本由伸の大乱調響き、連勝ならず 大谷1安打1打点、由伸は初黒星

[ 2024年3月21日 22:49 ]

ナ・リーグ   ドジャース11ー15パドレス ( 2024年3月21日    高尺スカイD )

<ドジャース・パドレス>ベンチ内の大谷と山本(撮影・光山 貴大)
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 ドジャースは21日、韓国での開幕シリーズ2戦目をパドレスと戦い、11―15で敗戦。打線は16安打11得点と破壊力を発揮したが、投手陣がパドレス打線に飲み込まれ、開幕連勝はならなかった。

 メジャーデビュー戦となった先発・山本由伸の大乱調が最初の誤算だった。初回、先頭のボガーツに投じた初球の96・6マイル(約155・4キロ)直球を叩かれて左前打を許すと、続くタティスに死球。3番・クロネンワースにスプリットを右翼線に運ばれ、先制の2点三塁打を許した。わずか9球で2失点。明らかに本調子とは異なる内容だった。

 立て直しは利かなかった。無死三塁から4番・マチャドにも四球を与え、無死一、三塁からキム・ハソンの中犠飛で追加点を失う。その後も下位打線に連続適時打を許すなど、この回5点を失い、1回4安打5失点降板でメジャー初黒星。山本にとっては自己最短の1回降板で、1イニング5失点は自己ワーストタイだった。

 打線は活発に機能した。0―5の初回1死から大谷の右前安打を起点に1得点。1―5の2回1死一、三塁から大谷が2試合連続打点となる右犠飛でさらに1点を返した。山本の後を受けた2番手・グローブが3回に4点を失ったが、直後に4点を取り返すなど、食らいついた。

 6―10の5回1死一塁、ベッツが左越えに今季メジャー1号となる2点弾。さらにベッツは9-12の8回2死二、三塁から二塁強襲の2点打を放ち、この日最少の1点差に迫った。打線は16安打で11得点。猛打でパドレス投手陣を攻略したが、あと一歩が届かなかった。

 大谷はこの日、5打数1安打1打点で開幕から2試合の成績は10打数3安打で打率・300、2打点、0本塁打。山本は0勝1敗、防御率45・00となった。

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