松坂大輔氏「山本投手らしからぬボールの荒れ方だった」 苦いデビューとなった由伸の投球を解説

[ 2024年3月21日 23:14 ]

ナ・リーグ   ドジャース11-15パドレス ( 2024年3月21日    高尺スカイD )

松坂大輔氏
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 スポニチ本紙評論家の松坂大輔氏(43)が21日、テレビ朝日系「報道ステーション」に生出演。メジャーデビューとなったドジャース・山本由伸投手の投球を振り返った。

 山本の初登板前には想定外の事態も起きた。大谷の通訳を務める水原一平氏が、「巨額の窃盗の疑い」で20日付で球団から解雇された。水原氏は山本の通訳としてもベンチ入りする予定だったが、直前でデータ分析担当のウィル・アイアトン氏に変更。これまでとは異なる環境での登板となった。

 その中で山本は初回からパドレス打線に捕まり、1回4安打5失点で降板。初回を終えた後のベンチ内ではロバーツ監督、大谷からも直々の激励を受けた。

 松坂氏は「非常に難しい立ち上がりというか、ちょっと難しい試合になったと思うんですけど、やはりこの時期ですし、まだいつもだったらスプリングトレーニング期間中ってことを考えると今日は残念な結果ですけどあんまり気にせず次の本土での登板に備えてほしいですね」と総括した。

 ストライク先行の投球が出来なかったことについても「今日は山本投手らしからぬボールの荒れ方だったと思うんですけど、またアメリカの方に帰ってまたこの気候も変わるので、そしたらまたボールが馴染むかもしれないので、そうすれば次はゾーンで勝負できるようになるかもしれないですね」と次の登板に期待した。

 苦いメジャーデビューとなったが収穫点もあったという。「やはりメジャー初登板だったので、このメジャーの試合の雰囲気にまずは慣れるというんですかね。球場への入り方も、初めての経験なりますし、ブルペンでどういう状態だったのかわからないんですけど、もしそこでも良いものが出ていたのであれば、次は良いものを実際のゲームで出せるようにしてほしいなと思います」と語った。

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