日本ハム・伏見　山崎と2年ぶり「さちとら」バッテリーで2回完全＆先制口火も！

オープン戦   日本ハム3―3DeNA （ 2024年2月24日    名護 ）

＜日・D＞先発の山崎（右）は2回を完全に抑え伏見とグータッチを交わす（撮影・高橋　茂夫）
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　懐かしいリズムにマスクの奥で笑みがこぼれる。日本ハム・伏見が24日のDeNA戦で「8番・捕手」で先発。オリックス時代に専属捕手を務めた山崎と2年ぶりに“さちとら”バッテリーを組み、2回完全と息ぴったりの好リードを披露した。

　「もうやっぱテンポ良し、制球良しで間合いも変えることができる。そして投げきるところは投げきる。凄いなと思った半面、（山崎）福也だったらこれくらい普通だなと思った」

　さすがの呼吸を見せたのは2回2死だ。京田に対して変化球2球で追い込むと、最後は144キロ外角直球で空振り三振。「配球のリズム的にあそこはドンっといきたい」と伏見の狙いに応えるように、山崎も突然のクイックで完璧に打者の打ち気をそらした。

　打っても、5回先頭で先制の口火を切る左翼フェンス直撃の二塁打。22日のライブBPでは伊藤からバットを折られただけに「（伊藤）大海、見てたか？」と、冗談交じりにアピールした。本拠開幕戦となる4月2日の楽天戦は山崎―伏見のバッテリーが確約されているが「年は関係なく、結果を残した人が試合に出る」と、慢心はない。

　オリックスでは20年からバッテリーを組み、ともに酸いも甘いも味わってきた2人。再び再結成したコンビが、北の大地で再び躍動する。（清藤　駿太）