阪神の新外国人投手ゲラ、初登板前にド迫力の柵越え 二刀流にも意欲「もし機会があったら…」

[ 2024年2月25日 05:15 ]

オープン戦   阪神0-1ヤクルト ( 2024年2月24日    浦添 )

<阪神宜野座キャンプ>屋外フリー打撃で久保田投手コーチ(手前)からさく越えを放つゲラ(撮影・北條 貴史)
Photo By スポニチ

 これが元メジャー野手の打撃だ。チーム本隊がヤクルト戦で1安打零敗を喫した一方で、宜野座残留組では新外国人投手のゲラが、ド迫力の柵越えでマイナー通算48本塁打の実力を発揮した。

 来日初の屋外フリー打撃で、05年リーグ優勝の守護神・久保田投手コーチの球をひと振りでとらえた。打球は右翼スタンドの防球ネットである“アレ・ネット”を直撃。「1本オーバーフェンスできたのは良かったね」と笑顔を見せた。

 18年までは右投げ左打ちの元遊撃手。投手転向前には、新井宏昌氏の臨時コーチを受けた経験もある。「こうやって打つのは(投手転向の)19年から初めて。打席に立つ可能性はないとは思うけど、もし機会があったら準備して入りたい」と二刀流起用にも応える意気込みものぞかせた。

 とはいえ本職は、最速164キロを誇る本格派右腕。25日の中日戦(北谷)では、来日初登板で1イニングを予定。「自分が一番集中する場所はピッチング。最初の試合だから興奮している」と、自慢の直球を思い切り投げこむことを誓った。(鈴木 光)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年2月25日のニュース