ソフトB・今宮が競争激化の開幕2番へ“つなぎアピール” 小久保監督絶賛「四球が光りました」

[ 2024年2月25日 06:00 ]

<ソ・楽天モ>4回、中前打を放ちマルチ安打の今宮(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 1軍今季初の対外試合で11得点の大勝。初陣を飾ったソフトバンク・小久保監督は「勝ち負けは気にしてないので、その感想はないです。2チームできるくらいの選手層はある。それを一つに絞るのは大変だなと感じた試合でした」と振り返った。そして真っ先に挙げたのが、2番に入った今宮の働きだった。

 1―3で迎えた3回に3番・柳田、4番・山川の中軸が長打を放ち、一挙5点を奪って逆転。その場面でもしっかり粘って四球を選びチャンスメークした。指揮官は「今宮の四球が大量得点につながった。還せる打者が中核にいるだけに、あの四球が光りましたよね」と笑顔を浮かべた。

 この日の今宮は2安打1四球で3出塁。4回には中前適時打を放って1打点もマークした。チーム内の競争が激しい中でアピールに成功。遊撃の定位置を狙う実績十分の背番号6は「今日は2番に入りましたけど、いかに3、4、5番にいい形でつなげるかが上位の仕事」とうなずいた。

 昨季スタメン2番は28試合。下位を打つケースが多かったが、歴代4位の通算370犠打を記録している今宮はつなぎ役にうってつけの存在だ。「重圧のかかるところもありますが、役割は明確に出ているので、ああやってつないでいければ一番の仕事になると思います」と開幕を見据えて話した。(木下 大一)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年2月25日のニュース