グラスノー4安打1失点デビューも、ドジャース・ロバーツ監督「身体、メカニックへの意識が強い」と称賛

[ 2024年2月25日 11:19 ]

ドジャースのグラスノー投手(ロイター)

 ソウルシリーズで、山本由伸とともに先発登板予定のドジャースのタイラー・グラスノー(30)が24日(日本時間25日)のエンゼルス戦に先発。1回3分の2で4安打1四球1奪三振、1失点だった。複数の米メディアが報じた。

 グラスノーは「ピッチング内容がすごく良かったわけではないけど、身体の状態については良かった。ボールをリリースする感覚も良かった。早い時期にゲームに入って、一番良い結果ではなかったけど、投げれて良かった」と話している。

 203センチ、102キロの長身。過去のキャンプではケガに悩まされていたことが少なくなかった。しかしこの日は問題なし。ドジャースユニホームでの初実戦で緊張したかと聞かれると、「少し」と返事している。

 ドジャースがグラスノーを高く評価するのはキャリア通算529回3分の2で678奪三振と、三振の山を築けること。しかしながら今日は奪三振ショーは見られなかった。それでもデーブ・ロバーツ監督は、ここまでのプロセスを評価している。一番印象的なことはと聞かれると、「身体、メカニックへの意識が強いこと。投手コーチたちとしっかり対話を続けているのも素晴らしい。早くカーテンを開けてしまうことで、早く互いについて知ることができる」と指摘する。

 LAタイムズのジャック・ハリス記者は、ロバーツ監督がグラスノーについて、しばしば「知的」と形容していると報じる。「しっかり宿題をしてきて、自分の強みだけでなく、打者の弱点もよく認識して試合に入る。それは明らかだ」。

 この春のキャンプ、移籍1年目のグラスノーにとってやることはたくさんある。何よりドジャースのやり方を学ばねばならない。マーク・プライアー、コナー・マッギネス両投手コーチとも信頼関係を築かないといけない。ブルペンでもライブBPでも投げる度に、リリースポイント、フットワーク、体重移動など細かく話し合っている。そしてこの日も、初回対戦したエンゼルスの4人の打者のうち3人に出塁を許したことで、プライアー投手コーチがマウンドに行った。グラスノーは「(ドジャースは)たくさん良い情報を与えてくれている。既に多くを学んでいる」と感謝している。

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