ヤクルト・奥川 開幕絶望…詳細不明も高津監督「体の状態があまりよくない」

[ 2024年2月25日 05:30 ]

<ヤ・神>キャッチボールする奥川(撮影・尾崎 有希)
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 ヤクルトのキャンプ地に激震が走った。奥川がコンディション不良を訴え、開幕は絶望的となった。詳細は伏せられたが高津監督は「箇所はあれですけど、体の状態があまりよくない」と説明。今後はノースローで様子を見る方針だが、早期復帰は厳しい見通しとなった。

 プロ5年目の今季は2年ぶりに1軍キャンプに参加。右肘の故障からの完全復活に向け、着実にステップを踏んできた。初日からブルペン入りし、13日のライブBP(実戦形式の打撃練習)登板を経て、18日の練習試合・中日戦で実戦初登板。2回2安打無失点の好投で、最速149キロを計測し「緊張したけど打者との対戦は楽しかった」と話していた。

 その後、次回の登板に向けて調整を続ける中で状況が一転。この日、午前中にキャッチボールを行っていたが、午後に沖縄県内の病院で診察を受けた。開幕まで残り1カ月。伊藤投手コーチは「(開幕は)無理やろ。いるメンバーで頑張る」とし、高津監督は「残念ですね。この先は何も決まっていない。コンディションを整えることしか決まっていない」と話した。

 順調だっただけに、本人はもちろん首脳陣の落胆も大きい。奥川は険しい表情のまま無言で球場を後にした。(重光 晋太郎)

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