楽天・マー君 145日ぶり実戦登板でワインドアップ、1回無失点 今江監督8戦目で待望初勝利

[ 2024年2月25日 05:30 ]

オープン戦   楽天3―0中日 ( 2024年2月24日    北谷 )

<中・楽>初球振りかぶって投げる先発した田中将(撮影・篠原岳夫)
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 昨年10月に右肘のクリーニング手術を受けた楽天・田中将が、今季オープン戦初戦だった中日戦に先発。術後初めての実戦登板で、1回を2安打無失点に抑えた。

 「ヒットは打たれていますけど、そこはどうこう考えていなかった。まず無事に終わってよかった」

 昨年10月2日のソフトバンク戦以来145日ぶりの実戦登板。ヤンキース時代の20年以来となるワインドアップで挑んだ。先頭の三好に初球を中前打され、盗塁死の後、辻本には左翼フェンス直撃の二塁打。だが、細川を125キロのスライダーで空振り三振に斬った。高校時代から対戦経験がある1学年年下の中田を迎え「気のせいじゃないですか」とはぐらかしたが「“あー”とは思いました」と思わず笑みをこぼした後、131キロのスプリットでボテボテの二ゴロに封じた。

 この日の最速は141キロ。「まだまだこれから。球速もコントロールもイニングも投げていかないと」としたが、5投手の完封継投の先陣を切り、今江新監督に対外試合8試合目での初勝利を贈った。試合前、新指揮官に「勝たしたろうか?」と声をかけたPL学園の先輩の中日・立浪監督も「初勝利おめでとう。いい勝ち方だった。頑張って」と祝福。今江新監督も「負けるより勝つ方がいいなと実感できました」と笑顔だった。(花里 雄太)

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