阪神・森下 岡田監督に認めさせる「3大作戦」(1)打撃でアピール(2)守備走塁安定(3)人間性向上

[ 2024年1月26日 05:15 ]

大阪天満宮の福玉行事に参加した阪神・森下(撮影・後藤 大輝)
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 阪神・森下が岡田監督に認めさせる「3大作戦」を口にした。前日24日に指揮官が講演で「インパクトは去年あったけど、レギュラーを獲ったという成績でもない」と発言。その厳しい言葉に早くも反応し、レギュラー奪取へ意欲を燃やした。

 「トップを目指して頑張りたい」

 (1)最大の武器である打撃でのアピールだ。今オフは昨季の打率・237から確実性アップを掲げ通算3174安打を放って昨年引退したミゲル・カブレラを参考にする新打法の完成は間近。日を増すごとに手応えを得ており「変わったという自覚はある。キャンプ期間でまたレベルアップしていけたら」と力を込めた。

 (2)守備、走塁の安定性を身につけること。特に守備では昨年の日本シリーズ第5戦、1点劣勢の7回2死一塁から二塁・中野がはじいた打球処理を誤って走者生還の凡ミスを犯した。加えて三拍子そろった外野手の触れ込みで入団しながら、シーズン盗塁は1個のみ。2桁盗塁を掲げる今季は「打撃は水物。守備、走塁というのは100%目指せる部分」と成績向上を目指す。

 (3)人間性の向上だ。プロは「グラウンドでは目立ってナンボ」の世界ながら「あいさつ、礼儀という部分も大切になってくる」と、首脳陣に成長した姿を見せるつもりだ。

 この日の午前中には甲子園球場内で行われた新作グッズ内覧会に出席。チーム内で9選手しか発売されない帽子のコラボ商品では、犬のマークをあしらったキャップをプロデュース。「チームの看板選手がこうやってグッズをいっぱい出せると思う。いち早くチームの看板となる選手になってしっかり結果も残して、信頼されるような存在になれれば」。“ナンバーワン”を目指す犬派の若虎が南国の地で首脳陣へ猛アピールする。(石崎 祥平)

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