オリ新加入・吉田 「シン・輝星」で覚醒だ 体脂肪率5%落として球速10キロUP 「去年より全然いい」

[ 2024年1月26日 05:45 ]

自主トレを公開したオリックス・吉田(撮影・井垣 忠夫)
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 新天地で「シン・輝星」になる。昨年11月に日本ハムとの交換トレードでオリックスに移籍した吉田輝星投手(23)が25日、大阪・舞洲の施設で自主トレを公開。投球練習での球速が昨オフより約10キロ速くなったことを明かし、体脂肪率を5%落としたニューボディーにも自信を見せた。

 「ピッチング(練習)で普段136、138キロくらいしか出ないけど、148キロぐらい出て。試合で出るような出力が練習で出ていた。去年より全然いい球が投げられている」

 昨年12月から鹿児島・鹿屋体育大学で自主トレ。1クールに1度はブルペン入りし、球速アップを実感した。左足を踏み込む際に軸の右足の力を抜く「抜重」という理論を取り入れた投球フォームで変身。「捕手に向かうスピードも速くなったし、リリースまで100%に持っていきやすい」と手応え十分だ。

 一方で「ケトジェニック」と呼ばれる糖質を制限して脂肪を減らす肉体改造にも着手。「牛肉と卵とアボカド、だいたい3食そのメニューでした」という徹底ぶりで、体脂肪率を18%から13、14%まで絞り、同時に筋力アップにも成功した。

 昨季は体のコンディションも悪く3試合の登板に終わり、最速149キロ。1軍での自己最速は151キロだが、更新の可能性も十分。6年前の甲子園のスターが、新天地で覚醒を期す。(山添 晴治)

《阪神・森木も刺激に》吉田は合同自主トレ仲間の阪神・森木の存在も球速アップの一因となったことを明かした。「身長も球速もアイツの方が上。“アイツ(プロ最速は154キロの森木)に合わせておけば150(キロ)出るかな”という感覚で、付いていこうと思って頑張った」。オリックスにも最速160キロの山崎、山下ら速球投手が多く「(練習で)どういうのをやっているのかなと、“見て盗む”じゃないけど勉強しています」と貪欲だった。

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