【センバツ】創志学園 春夏4度全国制覇の「名将」門馬監督も吉報に感激「涙が出そうになりました」

[ 2024年1月26日 18:30 ]

選抜出場を決め、喜ぶ創志学園ナイン(撮影・岸 良祐)
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 創志学園(岡山)が7年ぶり4度目の選抜出場。22年8月に就任した門馬敬治監督は「涙が出そうになりました」と同校を率いて初の甲子園に喜びを隠さなかった。 創志学園の動画はこちらから

 東海大相模では甲子園に通算12度出場して春夏4度の優勝を果たすなど計30勝。昨夏は県大会初戦で敗退するなど苦難のスタートとなったが、新チームは昨秋県大会優勝、中国大会は準優勝と立て直した。「このチームはまだやれる。もっとできる」と左腕の山口瑛太(2年)と右腕の中野光琉(2年)の二枚看板の投手力を軸に同校初の日本一に目標設定している。

 門馬監督は21年夏の神奈川大会を新型コロナウイルスで辞退して、そのまま勇退。1年間、野球界から離れた。「その間、プロ、社会人、大学の野球は球場に見に行きましたが、高校野球は行かなかった。私の野球観は昔も今も変わらないが、創志のユニホームで新しい私の道が始まります」。東海大相模の高校時代に監督だった原貢監督の考え方が今も息づいているという。「人間教育。どんな生徒を社会に送り出すか。野球でも目に見えない力が必ず働いている。最後はそこが勝敗を分けますから」。いまミーティングでもいつもの一日を過ごそうと教える。選抜までの約2か月は、その一日一日の積み重ねを大事にしようと伝えている。

 「この子たちの力はまだ足りない、不満です。でももっと強くなって甲子園に乗り込もう」。豊島虎児主将(2年)は「甲子園を意識して練習していきたい。アグレッシブな攻める野球をしたい」と力強く抱負を語った。

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