【センバツ】明治神宮大会覇者・星稜 被災地に届ける思いはひとつ 芦硲主将「必ず全国制覇できるように」

[ 2024年1月26日 17:35 ]

センバツ出場を決め、肩を組みガッツポーズする星稜ナイン(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 昨秋の明治神宮大会で32年ぶり3度目の優勝を飾った星稜(石川)は2年ぶり16回目の出場。芦硲(あしさこ)晃太主将(3年)は、被災地に初の優勝旗を持ち帰ることを大目標に掲げた。 星稜の動画はこちらから

 「一戦一戦、目の前の相手と全力で戦って、必ず全国制覇できるように頑張ります」

 能登半島地震の被災者への配慮で、出場決定後にナイン一同で黙祷を捧げた。喜びは控えめでも、野球をやれることへの感謝の思いは一層、強まっている。地震で専用グラウンドの一部に地割れが入り、使用が不可能に。幸い部員らには大きな被害を受けた者はなかったものの、当初は1月4日に開始予定だった練習が11日までずれ込んだ。

 山下智将監督は「今もグラウンドはちょっと使えない状態が続いていて、室内練習場もちょっと壊れたところもありますが、生徒はみんな無事で。元気な姿を見られて、とにかくできること一生懸命やろうという話をしました」と神妙は面持ちで話した。星稜は夏の大会で過去2度の準優勝はあるものの、優勝なし。石川県勢としても春夏通じて初の全国制覇への期待がかかる中、目の前の一戦に集中して頂点を目指す。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年1月26日のニュース