8年ぶり本盗だ!広島・広輔、打って守って走って大活躍 連勝に貢献「出た時こそは活躍したい」

[ 2023年6月18日 07:00 ]

交流戦   広島6-4西武 ( 2023年6月17日    マツダ )

<広・西>4回1死三塁、本盗を成功させる田中(左)(撮影・平嶋 理子)
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 広島・田中が走攻守でカード2連勝に貢献した。「6番・三塁」で先発し、2安打3打点。早くも今季4度目となるお立ち台で「休みをもらいながらなので、出た時こそは活躍したい。そういう機会が増えるように結果を出したい」と力を込めた。

 1―0の4回無死二塁で一塁線を破る適時二塁打。4点優勢の5回無死二、三塁でも、前進守備を敷く中堅手の頭上を越える2点二塁打を放ち「最低限外野フライを…と。外野が前に来ていたし、風にも乗った。結果オーライ」と笑った。

 自身8年ぶりの本盗も決めた。4回に林の一ゴロで三進後、新井監督は矢野の打席でカウント2―2からスリーバントスクイズを敢行。ワンバウンドの暴投にバットは空を切ったものの、スタートを切っていた田中は盗塁が認められ、捕手の本塁悪送球を見て矢野は一塁へ走った。

 15年5月10日の阪神戦以来となる本盗をマークした田中は「サイン通り。捕手がはじいたのも見えたので、そのまま突っ込んだ」。指揮官は「矢野が還せなかったら(次打者)森下の打ち待ちになる。フォークを投げる投手だし、思い切って動いた」と、してやったりだ。

 百戦錬磨の33歳は、6回1死で鈴木が放った三塁線への打球にダイビングして好捕。「守備は最低限やらなきゃいけない。夏がくるし、苦しい時にも活躍できるように」と気合を入れ直していた。

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