巨人 9年ぶり交流戦V決定ならず 菅野が1―0の6回に痛恨の逆転2ラン被弾 全日程を終了

[ 2023年6月18日 16:28 ]

交流戦   巨人1―2楽天 ( 2023年6月18日    東京D )

<巨・楽>6回、逆転を許した菅野(撮影・西川祐介)
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 巨人が楽天に痛恨の逆転負けを喫し、6連勝のあとで2連敗。11勝7敗で交流戦の全日程を終えた。この日の結果しだいで2014年以来9年ぶり3度目となる交流戦優勝決定の可能性があったが、それを逃した。

 開幕直前だった3月の右肘違和感による離脱から復帰2戦目となった菅野が、東京ドーム今季初先発。3回に元同僚・炭谷の打球が右足甲付近を直撃するアクシデントを乗り越えて5回まで二塁すら踏ませず散発2安打無失点と好投した。

 だが、1―0で迎えた6回、名手・中田翔に今季4つ目の失策が出た1死一塁から辰己に痛恨の逆転2ランを浴び、これが決勝点。菅野は6回3安打2失点(自責1)と好投したが、今季初黒星を喫している。

 打線は初回、1番・坂本がNPB歴代単独5位となる通算430本目の二塁打を放ってチャンスをつかみ、2死二塁から主砲・岡本和の中堅フェンスを直撃する適時二塁打で幸先良く先制した。

 だが、その後は毎回のように走者を出しながらもあと1本が出なかった。1―0で迎えた5回には大城卓、吉川の連打で無死一、二塁としながら菅野が送りバント失敗し、坂本、梶谷も凡打に倒れて得点できず。1―2で迎えた8回には2死から岡本和の四球と代打・ウォーカーの二塁打で二、三塁としたが、中田翔が三ゴロに終わった。

 9回は相手守護神・松井裕から先頭の大城卓が粘った9球目を二塁へ内野安打として出塁。代走・重信を吉川が1球で送ったあと、打席には昨年12月の現役ドラフトで楽天から巨人へ移籍したオコエが代打として入った。オコエは凡打に倒れ、坂本が申告敬遠されて2死一、二塁としたが、15日の西武戦でサヨナラ打を放っている梶谷が空振り三振に倒れて試合終了となった。

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