レッドソックス・正尚 2日間のオフ効果だ!メジャー初4安打 宿敵ヤ軍相手に15得点爆勝導いた

[ 2023年6月18日 02:30 ]

ア・リーグ   レッドソックス15-5ヤンキース ( 2023年6月16日    ボストン )

レッドソックスの吉田(AP)
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 レッドソックスの吉田正尚外野手(29)は16日(日本時間17日)、ヤンキース戦でメジャー初の4安打と大暴れし、逆転決勝打を含む3打点で宿敵相手のカード初戦を15―5の大勝に導いた。3日ぶりのプレーで休養の効果を発揮。3割を切っていた打率を・309とすぐさま戻した。

 宿敵を迎えた本拠地フェンウェイ・パークで、今季最多3万7086人の熱狂が止まらない。吉田のバットがヒットパレードを奏で続けた。0―1の初回2死一、二塁。ヘルマンのカーブを捉え、左中間の巨大フェンス・グリーンモンスター最上部に直撃させた。結果的に決勝打となる逆転の2点二塁打で、流れを呼び込んだ。

 「ラッキーな安打もあったが、素直にうれしい」。ヘルマンには10日の敵地での対戦で無安打に抑えられていた。映像で変化球の軌道を確認して対応。続く3回無死三塁ではチェンジアップをすくい、右前適時打。いずれも前回打ち取られていた球種だったが「今日はしっかり打ち返せた」と自賛した。

 後続の投手からも内野安打、左中間二塁打と続けて、4打数4安打3打点。14日のロッキーズ戦を欠場し、試合のなかった15日と合わせて2日間の休養があった。「休んだ次は打たないとね」と話し、体が開きすぎていたため腰の動きを修正したことも功を奏した。

 前回13日の試合で今月初めて打率3割を切り・297としていたが、固め打ちで.309とすぐさま戻した。チームも2連勝で勝率5割に復帰。吉田の快音を反攻開始の号砲としていきたい。

 ≪日本人7人目≫吉田は3安打が2度あったが、4安打はメジャー初めて。オリックス時代は4安打を10度マークし、5安打以上はない。1年目の日本野手の1試合4安打は過去7人が記録し、5安打以上はなし。01年マリナーズ・イチロー(6度)、メッツ・新庄、03年ヤンキース・松井(2度)、05年ホワイトソックス・井口(2度)、07年デビルレイズ・岩村、08年カブス・福留、18年エンゼルス・大谷(2度)が4安打している。

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