【交流戦Vの行方】DeNAは次戦△以上でV ●でも1点差ならV濃厚 ソフトB、楽天も優勝の可能性残す

[ 2023年6月18日 20:00 ]

交流戦優勝を争う(左から)ソフトバンクの藤本監督、DeNAの三浦監督、楽天の石井監督
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 交流戦優勝争いはロッテに勝利したDeNAが、残り1試合を残し首位浮上。19日の日本ハム戦(横浜)で引き分け以上なら初優勝が決まることになった。

 
 今年の交流戦は大混戦。優勝に王手をかけていた巨人は楽天に敗れ首位陥落。ソフトバンク、オリックスがそれぞれ勝利し11勝7敗に巨人を含めた3チームが並ぶことになった。さらに2試合消化の少ない楽天も勝利し、9勝7敗で逆転優勝の可能性を残した。

 この日でソフトバンク、オリックス、巨人など7球団の日程が終了。残す対戦カードは延期試合分である19日のDeNA―日本ハム(19日・横浜)、20日のヤクルト―楽天(神宮)、21日の楽天―中日(楽天モバイル)の3試合のみとなった。

 これらの結果によって全日程終了後にDeNA、ソフトバンク、オリックス、巨人、楽天の5球団が11勝7敗で並ぶ可能性が浮上。そして3球団以上が並んだ場合はTQB(得点率-失点率)での決着となるため、11勝7敗で交流戦を終えた“2位集団”からはソフトバンク(.1349)が生き残り。オリックス(.0678)と巨人(.1096)はTQBでソフトバンクを下回ったため優勝の可能性が消滅した。

 首位DeNAは次戦引き分け以上で初優勝が確定。敗れたとしても日本ハム戦で1点差以内ならソフトバンクのTQBを上回ることになり、2試合を残す楽天はTQBの数字が圧倒的に低いため優勝の可能性が濃厚に。乱打戦になれば2点差でもソフトバンクを上回る状況となった。

 一方、優勝の可能性を残す楽天だが残り2戦全勝はもちろん、2桁得点以上の大勝が必要な厳しい現状。DeNAが初優勝を飾るのか、ソフトバンクに優勝が転がり込むのか、楽天が“奇跡”を起こすのか大激戦の優勝争いは、いよいよ3球団に絞られた。

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