北別府学氏 帯状疱疹を発症 妻が最近の体調を報告「苦しい状況になった時にせん妄状態に」

[ 2023年2月4日 18:17 ]

北別府学氏
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 昨年6月に敗血症を患っていることを公表した元広島エースで野球解説者の北別府学氏(65)が新たに帯状疱疹を発症したことが4日、分かった。妻の広美さんが北別府氏のブログで報告した。

 広美さんは「頑張っています」のタイトルでブログを更新し、読者の応援や励ましに感謝。さらに「基礎疾患のある主人は、免疫力が落ちていていますので生活の中でも気をつけておりましたが、このたび帯状疱疹に罹患してしまいました。先月後半からいつもより体の動きも口数も少ないと感じておりましたが、下半身にできた発疹を訪問の看護師さんが見つけてくださり迅速に治療を開始できました。中央から右半身に広がっていた発疹は、もう枯れた状態になり痛みもほとんどありません。手足に触るだけで痛がっていた痛みもだいぶ和らいできました」と現況を報告した。

 最近の体調について「調子の良い日にはブログの更新もできておりましたが、そのあと調子が悪くなり1日のほとんどを眠って過ごしておりました。なんとか快復してきて少しずつ口から食べ物を摂ることができるようになってまいりましたが、GVHDで攻撃された目の渇きが更にひどくなり中々ブログの更新も出来ず、皆様にはご心配を頂いていたと思います」とし、励ましのメッセージは広美さんが読み聞かせているという。

 「移植が終わって無菌室にいた時、敗血症になった時、今回の帯状疱疹、苦しい状況になった時にせん妄状態になり意識にない言葉が出ることがあります。今は私に向けてお前はダメ、着替えも下手くそ、悪態をつくような言葉がスラスラと出てまいります。それを見て看護師さんとヨシヨシ、2人で悪態を受け止めましょう!生きていればこそ!と話していると、ふっと我に帰り穏やかに喋る時もあります。そんな状況ですが、次は主人が皆様にお礼の更新が出来る事をと信じております」と心境をつづっている。

 広島時代にエースとして通算213勝をマークした北別府さんは2020年1月に成人T細胞白血病(ATL)を患っていることを公表。同年5月には次男をドナーとする骨髄移植を受け、21年3月に約1年2カ月ぶりにテレビ番組コメンテーターとして“現場復帰”した。だが、21年6月に転倒して側頭部を10数針縫い、尾てい骨を骨折。21年11月には大腿骨骨折が判明して人工大腿骨にする手術を受け、22年には尿毒症、敗血症などで入退院を繰り返し、腎機能の低下により人工透析を受けていることも公表している。

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2023年2月4日のニュース