大経大・高代新監督が狙う下克上「多くの監督と働いたのはプラス」68歳元阪神コーチの挑戦始まる

[ 2023年2月4日 15:41 ]

今年1月から指揮を執る大経大・高代延博監督(撮影・河合 洋介)
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 今年1月から指揮を執る大経大・高代延博監督が、大商大の4季連続優勝をを阻止しようとチームを土台から鍛え直している。

 「一試合一試合、オープン戦から何らかの意図を持って戦わせたい。勝とうが負けようが必ずいいものを持ち帰ってもらえるような試合にしたい」

 21年から同大学の特別コーチを務め、今年1月1日付で監督に就任した。「最終決定を下す監督になると、言葉の重みが変わってくる。決定権を持つ者として、責任が大きくなったということが一番の違い」。今冬は走り込みを中心とした体力強化に時間を割いて、春のリーグ戦に向けての準備を進めてきた。

 「今年で69歳になるけど、この年で新たな挑戦をさせていただいた。いろんな監督の下で働かせてもらったことは、プラスになっていると思う。やるからには優勝を目指します」。阪神や侍ジャパンなどでコーチを歴任。豊富な指導経験を生かして、07年春以来16年ぶりのリーグ優勝を目指す。

 ◇高代 延博(たかしろ・のぶひろ)1954年(昭29)5月27日生まれ、奈良県出身の68歳。智弁学園から法大、東芝を経て78年ドラフト1位で日本ハム入り。遊撃手として79年にダイヤモンドグラブ賞、80年にベストナイン。89年に広島へ移籍し、同年限りで引退。通算成績は917試合で打率・256、57本塁打、346打点。引退後は広島、中日、日本ハム、ロッテ、韓国ハンファ、オリックス、阪神でコーチを歴任。09年、13年WBC内野守備走塁コーチ。右投げ右打ち。

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2023年2月4日のニュース