落合博満氏 ヤクルト連覇の要因は得点の多さ「投手に安心感」55号足踏みの村上は「自分を取り戻すこと」

[ 2022年9月25日 23:03 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が25日、NHK「サンデースポーツ」(後9・50)に出演し、セ・リーグ連覇を達成したヤクルトについて語った。

 この日、マジックを2としていた首位ヤクルトは、丸山和のサヨナラ打で2位DeNAを下し連覇を決めた。落合氏も中日監督として10、11年に連覇を果たしているが、その難しさを「前年の優勝チームという形で相手は挑んでくるので、それをはね返すには普段の倍の力が必要」と語った。「(ヤクルトを支えたのは)打率、防御率よりも(600点近い)得点。ピッチャーに安心感がある。それが今年のヤクルトの強みだった」とした。

 村上については「中心にどっしりいることでチームに安心感を与えられる。今年のヤクルトの戦い方を象徴している」と評価。ただ、本塁打が55号で足踏みしていることに関しては「自分を取り戻すこと。打ちたい打ちたいという気持ちが強い。いかに平常心で打てるか」とアドバイスした。

 シーズン通してチームに大きな波がなかった要因として、「ピッチャーの使い方がうまかった。3連投させないこと。それで無理に使わなかったのが大きかった。最後まで貫き通した。他の5球団は無理して使ったツケが回ってきた」と分析した。

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