巨人・菅野 無念の5回途中4失点降板「大事な試合で…」MAX151キロも8安打浴び2年ぶり2桁ならず

[ 2022年9月25日 15:39 ]

セ・リーグ   巨人―中日 ( 2022年9月25日    バンテリンD )

<中・巨>5回途中、3失点で降板する菅野(左、右は桑田コーチ)(撮影・沢田 明徳)
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 巨人のエース、菅野智之投手(32)が中日戦(バンテリンD)に先発登板。5試合連続で序盤に先制を許すなど5回途中8安打4失点で降板し、2年ぶり8度目の2桁勝利となる今季10勝目を逃した。

 チームは前夜の同戦に敗れ、今季の勝ち越しが消滅。それでもこの日を含めた残り3試合で全勝すれば勝率5割でフィニッシュとなり、自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出が決まる。菅野は今季初の中5日で登板した19日のDeNA戦(東京D)では7回を5安打無四球の1失点と好投して9勝目を挙げており、個人的にも今季初の4連勝&10勝目を懸けたマウンドとなった。

 初回は3者凡退。だが、2回だった。2死走者なしから高橋周、鵜飼、土田に3連打されて失点し、8月30日のヤクルト戦(京セラD)から5試合連続で3回までに先制される展開となった。2回には安打と四球などで2死一、三塁のピンチを招き、木下に右中間への適時二塁打を打たれて2失点目。4回には高橋周、5回には岡林とその回の先頭打者を安打で塁に出すなど苦しいマウンドが続いた。4回は失点しなかったが、5回は阿部に中前適時打されて3失点目。ここで原辰徳監督(64)がベンチを出て交代を告げた。

 だが、2番手右腕・畠は火消しに失敗。最初に打席へ迎えたビシエドに右中間二塁打されて1死二、三塁とピンチを広げると、木下に左前適時打されて菅野の失点が4に。畠は1死も取れず、3番手左腕・今村へスイッチとなった。

 菅野の投球内容は4回1/3で打者21人に対して69球を投げ、8安打4失点。2三振を奪い、与えた四球は1つ、直球のMAXは2回に出た151キロだった。

 また、相手先発左腕の大野雄とは今季開幕戦だった3月25日(東京D)、6月17日(バンテリンD)に続いて今季3度目の投げ合い。過去2戦はともにホームの先発投手が白星を挙げていたが、大野雄が5回まで2安打無失点の好投を続けるなか、菅野は無念の5回途中降板となった。

 ▼菅野 大事な試合で自分の役割が果たせなくて申し訳ないです。

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