エンゼルス・大谷　ジャッジの本塁打を「もっともっと見たい。参考にし勉強になっている」

ア・リーグ   エンゼルス4ー2ツインズ （ 2022年9月23日    ミネアポリス ）

＜ツインズ・エンゼルス＞7回、適時打を放ち走塁用手袋をくわえる大谷（撮影・白鳥　佳樹）
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　エンゼルスの大谷翔平投手（28）が23日（日本時間24日）、ツインズ戦に「3番・投手兼DH」で出場し、5回0/3を3安打2失点で14勝目を挙げた。気温12度で雨も降る悪条件に苦しみ自己ワーストタイの7四死球を与えたが、7三振を積み重ねて自身初、メジャーの日本投手では4人目となるシーズン200奪三振を達成。投打の二刀流で「14勝＆34本塁打」とし、1918年にベーブ・ルースが記録した「13勝＆11本塁打」も超えた。

　【大谷と一問一答】
　――自身初のシーズン200奪三振。
　「今日みたいな四球を多く出して奪三振を取ることは目指していない。奪三振を取りながら、四球を出さないのが一番大事。そういう意味では今日は良くなかった」

　――ターゲット・フィールド初登板。
　「球場はたぶん相性は良かった。バックネットの見え方も、球場の雰囲気もおそらく自分好みのマウンドだった」

　――三振を取るまでのプロセス。
　「いろいろな球種を投げるのは強みだけど、型にハマった投球、（力で）押していくのも一つの引き出し。そういう意味では真っすぐが良くなかったのは今日の反省点」

　――MVPを争うヤンキース・ジャッジの動向は気になるか？
　「野球ファンとしてもちろん。（テレビで）60本塁打を打ったのを見たし、ファンとしてはもっともっと（本塁打を）見たいなというのが率直なところ。僕も打者をやっているけど、なかなか、ああいうふうに打てることはない。参考にもしているし、勉強になっている」

　《無死満塁で登板ループ、大谷救った神救援》ループが“神救援”で大谷の14勝目に貢献した。1点リードの6回無死満塁の大ピンチで大谷からバトンを受け、7番・ワルナーをシンカーで見逃し三振に斬ると、続く代打・セレスティーノを再びシンカーで二ゴロ併殺。勝ち投手の権利を死守した左腕について大谷は「ループさんに勝ちがついてもいいかなと思うくらい難しい展開。さすがの投球だった」と感謝し、フィル・ネビン監督代行も「ループが素晴らしい仕事をした」と称えた。