エンゼルス・大谷 700号到達の“師匠”プホルスに感謝、教わった「常に逆方向を意識しろ」

[ 2022年9月25日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス4ー2ツインズ ( 2022年9月23日    ミネアポリス )

7月のオールスターでプホルスと再会した大谷
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 【Hero's File】大谷にとって通算700本塁打を達成したプホルスは打撃の“師匠”だ。初対面は18年1月の渡米直後のロサンゼルス自主トレ。「調整段階だったけどバンバン本塁打も入れていた」とレジェンドの打撃に目を奪われた。

 極度の不振だった同年の開幕直前。今も続ける打撃フォームはプホルスを参考にし「ヒールダウン(すり足気味の打ち方)をやろうと思ったのはプホルス選手を見て決めた。凄く影響を受けている」と明かす。18~21年途中まで同僚でクラブハウスのロッカーも近かった。「打撃では常に逆方向を意識しろ」と教えられ、昨季球宴の本塁打競争中には「逆方向へ打て」と携帯電話で助言も受けた。

 42歳シーズンで21本塁打。現在のプホルスは左足を上げてタイミングを取る。大谷は「本当に今年終わるのかなっていうくらいの打撃をしている」と感服し「あそこまで長くやれるのは何か秘密がある。それを身近で見られたのは良い経験、光栄なこと」と感謝する。変化を恐れず前に進む姿は、永遠のお手本だ。(笹田 幸嗣通信員)

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2022年9月25日のニュース