阪神・藤浪 今季最多115球で1軍準備万端 最速158キロ!内容ありで「バテたという感じはなかった」

[ 2022年7月10日 05:15 ]

ウエスタン・リーグ   阪神4-3ソフトバンク ( 2022年7月9日    タマスタ筑後 )

<ウエスタン・ソ・神>7回途中2失点の力投を見せた藤浪(撮影・石崎 祥平)
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 来たるべき1軍登板へ向けて、準備を整えた。ウエスタン・リーグのソフトバンク戦に先発した阪神・藤浪は、6回2/3を5安打2失点、8奪三振。最速158キロの直球に多彩な変化球を織り交ぜ、今季最多の115球を投じた。

 「途中から体の使い方が悪かったという反省点はありますけど、バテたという感じはなかった」

 初回、1死から2者連続安打と犠飛で先制点を許したが、崩れない。2回1死からは3者連続三振。最大の武器である直球の割合をあえて抑え、カットボールとスプリットを効果的に駆使した。5回までは毎回奪三振。4回に適時打を浴び、球数が増えてきた6回以降の3四球は反省点と言えたが、それを手応えが上回った。「真っすぐでファウルを取ったりはある程度できると思っているので(これからも)いろんな球種でカウントが取れて、ゾーンで勝負できれば」とうなずいた。

 6日の1軍・広島戦で先発予定だったが、5日同戦が天候不良により中止になったことを受けて西勇が翌日にスライドしたため、昇格は流れて再び2軍での先発調整を続けることになった。実戦マウンドは6月26日のウエスタン・広島戦で先発して以来。中12日の登板間隔もモノともせず、調整を進めた。

 「ファームで登板があれば、自分の技術をちょっとでも高められるように投げるだけ。(気持ちの部分で)特に変わりはないです」

 今季2年連続開幕投手を務めた背番号19。今後も不安定な投球が続くガンケル、ウィルカーソンらのバックアップ要員として、常に進化を図りつつ準備万端でスタンバイする。(石崎 祥平)

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2022年7月10日のニュース