ソフトB・東浜 お得意様のハムに負けた 投手陣も一発病 藤本監督「ちょっと多すぎるよね」

[ 2022年7月10日 04:45 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2-7日本ハム ( 2022年7月9日    ペイペイD )

<ソ・日>4回、ヌニエスに2ランを浴びる東浜(撮影・岡田 丈靖)          
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 ソフトバンクは9日、日本ハムに2―7で逆転負けした。先発の東浜巨投手(32)が6回途中7安打3失点で3敗目。2018年から続いていた同カードの連勝は9で止まった。チームは3連敗で2位・西武が2ゲーム差と接近。コロナ禍に加え、又吉克樹投手(31)の右足骨折も判明し、踏ん張りどころを迎えた。

 お得意様だったはずだが…。先発の東浜が粘りきれず、18年8月21日から続いていた日本ハム戦の連勝が9でストップ。5回2/3、7安打3失点で3敗目を喫し、「毎回のように先頭打者を出してリズムの悪い投球。野手の方に迷惑をかけた」と肩を落とした。

 5回まで毎回、先頭打者に出塁を許す苦しい投球が続いた。2点リードの4回1死二塁ではヌニエスに同点2ランを被弾。「ホームランを打たれた場面は先頭に四球。打者(ヌニエス)も追い込んでいただけに非常に悔しい。我慢強く、なかなかできなかった」。2―2の5回には先頭からの連打で無死一、三塁のピンチを招き、近藤に勝ち越し犠飛を許した。藤本監督は「野球には流れがある。守りが長くなったら“さあいこう”という気持ちになれない」と右腕に注文を付けた。

 中継ぎ陣にも“一発病”が連鎖した。2―3の7回に武田が清宮にソロを浴び、9回には尾形が野村から2ランを被弾。これで今季の日本ハム戦14試合で被本塁打は計18本。指揮官は「ちょっと多すぎるよね。ホームランを打てる打者に対してどういう配球をしているのか。ミーティングをもう一回やり直してもらいます」と語気を強めた。開幕カードで3連勝した最下位チームを相手に7勝7敗と五分となり、貯金を増やせないでいる。

 相次ぐ主力選手の新型コロナウイルス感染に加え、前日8日に故障した又吉は右足甲の骨折などで復帰まで約3カ月と負の連鎖は続く。チームは3連敗で2位・西武が2ゲーム差に接近。それでも藤本監督は「まだうちは上(首位)にはいるわけだから」と前を向き、「一人一人が自覚を持ってやっていかないといけない」と選手に奮起を促した。(井上 満夫)

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2022年7月10日のニュース