「あぶない刑事」で爆発的人気を得たあの名優と同姓同名の球児が大阪にいた!

[ 2022年7月10日 17:24 ]

第104回全国高校野球選手権大阪大会・1回戦   常翔啓光学園11―0大阪公立大高専 ( 2022年7月10日    大阪シティ信用金庫スタジアム )

<常翔啓光学園・大阪公立大高専>4回無死二、三塁、常翔啓光学園・宮本の打球に飛びこむ大阪公立大高専・柴田恭兵(撮影・平嶋 理子)
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 スタメン9人のうち、1人だけ野球部ではない助っ人でも“関係ないね!”。「あぶない刑事」や「はみだし刑事情熱系」などに主演し爆発的人気を得た名優と同姓同名の選手が大阪公立大高専にいる。柴田恭兵(2年)は「9番左翼」で先発。1打数無安打で5回に代打を出されて退いたが、初めての夏を満喫した。

 3回先頭で打席に立つと、外角直球にうまくバットを合わせいい当たりを放ったが、二ゴロ。「狙っていましたが、振り切れなくてゴロになってしまった」と悔やんだ。それでも初回、後方を襲った飛球に追いつき捕球。中学3年間こそ野球に打ち込んだが、普段はプログラミング研究会に所属。今年の春季大会から試合にかり出された助っ人は、チームの歯車として役目を果たした。

 両親が特に名優のファンというわけではないが、画数判断がバッチリだったといい、柴田が大人になったとき、上司ら目上の人にかわいがってもらえるように、との願いも込められて名付けられたという。スポーツジムの職業体験でも、年配の方によく話しかけられた。「すごくしっくりきている名前」と気に入っている様子だ。まだ“先輩”の出演作は名場面集でしか見たことはないが、シンパシーは感じている。同校は16年秋季府大会以来、公式戦の勝利がなく「来年、自分たちの世代になるので、1勝はしたい。入部届を出す…かもしれないです」と笑った。

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2022年7月10日のニュース