広島・森下 秋山に移籍後初勝利をプレゼント!連続無失点は15イニングに「全球種で勝負できている」

[ 2022年7月10日 04:45 ]

セ・リーグ   広島7-0中日 ( 2022年7月9日    バンテリンD )

<中・広>勝ち星を挙げ、スタンドの声援に応える森下(撮影・椎名 航)
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 広島・森下はヒーローインタビューで「秋山さんにカープで初勝利してもらえたら…と思って投げた。本当に良かった」と爽やかに言った。7回を6安打零封。6勝目には「本当に粘ってばかりで大変です」と応え、赤ヘル党の笑いを誘った。

 中盤まで要所で粘って1点を守った。2、3回は先頭を出しても併殺でしのぎ、得点圏に走者を置くピンチではギアを上げた。3回2死一、二塁で阿部を外角低め151キロで空振り三振に斬ると、ガッツポーズ。集中力を切らさなかった。

 2試合連続で敵のエースとの対戦。前回2日は巨人・菅野に一歩も引かず8回を零封。この日は大野雄に完勝し、連続無失点は15イニングに伸びた。要所で制球を間違わない粘り腰。要因には「全球種で勝負できているのが一番です」と分析した。

 今季の投球回数は両リーグトップの110回。1試合平均6・88回を投げる24歳は「トレーナーさんや周りの方のおかげ」と感謝する。タフな右腕。佐々岡監督は「辛抱しながら粘り強く投げてくれた」とねぎらった。(江尾 卓也)

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